[東京都渋谷区]汚水用排水ポンプ2台の交換工事[50DWVA5.4SB]
こんにちは
今回は過去に東京都の渋谷区にて行った排水ポンプ2台の交換工事をご紹介いたします。
地下で発生した汚水を公共の下水道の高さまで押し上げて排水するためのものです。
地下のマンホール下に小さい汚水槽が設置されており、その中にフロート式の水中ポンプが2台設置されています。
この排水ポンプは、フロートスイッチという水位を検知する浮き球のセンサーによって運転が制御されており、
自動で2台のポンプが交互に運転するようになっています。
2台設置することで1台故障した際のリスクを低減し、交互に運転することで連続稼働時間を減らしてポンプ1台への負荷を抑えることができます。
古い故障した排水ポンプは、荏原製作所製の [50DV2A5.4SA] と [50DV2J5.4SA] です。
新しく設置した排水ポンプは、同じく荏原製作所製の [50DWVA5.4SB] と [50DWVJ5.4SB] になります。
ポンプ2台の型番が違っているのは、フロートが2個ついているものと3個ついているものの違いです。
このフロートスイッチの個数と、高さの調整によって2台のポンプを自動交互運転させています。
排水ポンプが設置されている汚水槽です。
人ひとりが入ると動けない程度のサイズですので、上から手を伸ばして交換していきます。
さっそく古い排水ポンプを撤去していきます。
ポンプから上に伸びて壁の中へ伸びている配管が公共の下水道へとつながる排水管です。
この排水管を切断して、ポンプ本体を引っ張り上げます。
古いポンプの[50DV2J5.4SA] と 新しいポンプの[50DWVJ5.4SB] です。
ポンプ本体に隠れてしまっていて見えませんが、こちらはフロートスイッチが3個ついているほうですね。
古いポンプの配管の長さと合わせて新しいポンプにも配管をつなげておきます。
長すぎると設置できず、短すぎると汚水槽の底までしっかりと排水できません。
早速新しいポンプの1台目を設置し、古いポンプの2台目を撤去しました。
こちらの写真だと、1台目の新しいポンプにフロートスイッチが3個ついているのが分かりますね。
赤、黄、青のものがそれです。
2台目のポンプも早速交換しました。
こちらは赤と黄の2つしかフロートスイッチがついていませんね。
1台目の赤と黄のフロートの間に、2台目の赤のフロートが来るように設置します。
設置が完了したらしっかりと運転するか試運転を行います。
ホースで汚水槽内に水を貯めて、交互に運転するかどうかを確認します。
汚水槽に蓋をして作業完了です!