[東京都東久留米市]浴室バランス釜から給湯器への交換工事
こんにちは
今回は過去に東京都東久留米市にて行った浴室バランス釜から給湯器への交換工事をご紹介します。
故障した古いバランス釜はノーリツ製[GUQ-5A]です。
新しく設置した給湯器は同じくノーリツ製の[GT-1650SAWX]になります。
浴室内に設置するバランス釜から屋外に設置する給湯器への交換となるため、
単純にモノを交換するだけでなく給水管や給湯管の取り回しなど様々な箇所への施工が必要となります。
それでは見ていきましょう。
交換前の古い故障したバランス釜です。
このバランス釜は上部排気式のため煙突がついています。
煙突は屋内に排気が漏れないように天井付近まで延び、壁の排気口と接続されて外へと排気されます。
右の写真でいう窓の右上付近についている排気口がそれですね
新しく設置するのはバランス釜ではなく追い炊き機能付きの給湯器です。
右の写真の窓の右側のスペースに新しい給湯器を設置しました。
早速バランス釜を撤去しました。
浴槽に空いた二つの穴がバランス釜の循環用の配管がつながっていた箇所ですね。
下側の配管から重力によってバランス釜に水が入り、バランス釜内で水温が温められて対流が生まれて上側の配管から出ていく仕組みです。
二つ穴式の循環方式は現在では主流でなく、循環金具に行き戻りの配管が2本接続されて1つの穴に金具が設置できる1つ穴式が主流になっています。
上側の穴は不要なため、専用の浴槽用の蓋で栓をします。
(青いのはキズ防止用のフィルムで実際に使用する際は剥がします)
給湯器やシャワー水栓をつなぐ配管を伸ばしていきます。
シャワー水栓の位置はお客様と相談し、念のため浴槽にもお湯を入れることが出来る箇所に設置しました。
配管を通す穴からリモコン線を引き込んで浴室用リモコンを設置しました。
バランス釜は本体を操作して火力などの調整を行うため、基本的に電源は必要ありません。
点火時に電気を使用するタイプもありますが、バランス釜本体に乾電池を入れるタイプが主流です。
給湯器は電気を使ってリモコンを動かしたり、温度調整やお湯張り、追い炊きなどの制御も電気で行います。
しかし、給湯器設置位置付近には屋外用のコンセントがなかったため、比較的近くにあった台所の換気扇のコンセントからコードを延ばして電気をとることになりました。
防水や断線防止のため配管の中に電気コードを通し、給湯器近くまで伸ばして先端には新しく屋外用のコンセントボックスを設置しました。
直接給湯器に接続していないため、今後給湯器を交換する際や換気扇などを設置する際にもここから電源がとれますね。
必要なくなった排気口はパネルを張り付けて塞ぎました。
屋外の給水管、給湯管には保温材を巻いて管内凍結や紫外線による劣化を防止しています。
最後に試運転を行い、問題がないのを確認して作業完了となります。
バランス釜が無くなった分、大きい浴槽に交換することもできます。
バランス釜を給湯器に変更したいお客様はお気軽にご相談ください。