[神奈川県逗子市]立体駐車装置地下の排水ポンプ交換

こんにちは
今回は神奈川県の逗子市にておこなった排水ポンプの交換工事をご紹介いたします。

駐車場の立体駐車装置に設置された排水ポンプです。
普段見ることはないと思いますが、地下に潜る方式の立体駐車装置には排水ポンプが設置されています。

特に屋外に設置されているものは、雨が降ればその分水が地下に流れ込んでいきます。
地下に溜まった水は公共の下水管より低い位置のため、排水するにはポンプでいったん上に押し上げる必要があるのです。

基本的にはこのような排水ポンプは2台設置されて、交互に運転することで過運転を避けて故障のリスクを抑えています。
さらに、2台あるため1台故障したとしても、交換までの間1台で運転できるため排水が不可能になるといったことは早々ありません。
しかし、1台故障したということは同じ環境で稼働していたもう1台も寿命が近いということなので、なるべく早く交換を行いましょう。

2台とも故障してしまうと、地下に止めていた車が水没、さらには立体駐車装置の制御装置なども水没し故障、などといった最悪の事態にもなりかねません。

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故障した排水ポンプが設置されている立体駐車装置

まずはポンプを確認するために、立体駐車装置に乗って地下に降りていきます。

 

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排水ポンプ2台
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排水ポンプの配管

これが故障した排水ポンプです。
1台の故障ですが、2台目も耐用年数は過ぎておりいつ故障してもおかしくないのでどちらとも交換します。

……しかし、これでは立体駐車装置の床部分が邪魔でポンプが撤去できません

 

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梯子発見!

壁に梯子を発見しました!
一旦立体駐車装置の架台を一番上まで上げて、梯子がある箇所の蓋を外します。

これで下に降りることができますね。

 

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旧 排水ポンプ撤去中
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撤去しました。

早速古い排水ポンプを撤去していきます。

配管を途中で切断し、配線も切断したら地面には固定されていないので簡単に外すことができます。

 

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新しい排水ポンプ
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配管を調整

新しい排水ポンプを設置していきます。

配管の長さや、フロートスイッチ(水面の高さでポンプの運転を制御する浮き球)の設置個所などを調整します。

 

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配管接続継手
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配管再接続中

配管をつなげ直していきます。

配管を再接続する際、上記写真のような継手を使います。
ソケットという継手は差し込む必要があるため、差し込んだ分だけ配管が短くなってしまします。
そうなるとポンプが地面から浮いてしまい、きちんと最後まで排水できないような状態になってしまいます。

そこで上記の継手を使用します。
この継手は片方の管に差し込んだ後に、お互いの配管を並べ、継手をスライドすることで長さを変えずに接続することができます。
中にパッキンが入っており、ナット部分を回して絞めつけることで接着材を使わなくてもしっかりと接続することができます。

 

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設置完了!

設置完了です!

最後に配線を接続して、警報などがしっかりと鳴ることなどを確認して問題なく運転されれば作業完了となります。

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