[埼玉県越谷市]深井戸用の井戸ポンプの交換工事[JPS-4051F]
こんにちは
今回は過去に埼玉県の越谷市にて行った深井戸用のポンプの交換工事をご紹介いたします。
一軒家の住宅の庭に設置されている井戸ポンプです。
井戸自体の穴はかなり小さく、揚水用のパイプが通せる程度の井戸ですね。
古い故障した井戸ポンプは日立製のポンプで、型番などは読み取ることができませんでした。
新しく設置した井戸ポンプは、岩谷電機製作所製 深井戸用ポンプ [JPS-4051F] になります。
古い故障してしまった井戸ポンプです。
左側の2本出ているパイプが井戸に繋がっている揚水用の配管です。
右側の1本のパイプが、家の各蛇口に水を送り出すための配管ですね。
ポンプというのは水を送り出す力は強いですが、水を吸い上げる力というのはあまり強くありません。
そのため吸い上げが出来る深さというのが決まっており、その深さ以内の井戸を浅井戸、それ以上の深さの井戸を深井戸と呼びます。
深井戸から水を吸い上げる方法はいくつかありますが、今回はジェットポンプというポンプを使用しています。
ジェットポンプは、吸い上げた水の一部を井戸の底に送り出して上に向けて思いっきりジェット噴射するというポンプです。
井戸に繋がっている2本のパイプのうち1本はジェット用の配管で、井戸の底で配管が合流し上に向けてジェット噴射することで水を押し上げる後押しをして吸い上げが可能になります。
古いポンプ撤去しました。
配管は細いので、簡単に切断してから運びだすだけです。
古いポンプの土台は、コンクリートブロックを縦に重ねており安定感がなかったのでしっかりと安定するように横に置いて土台を作り直します。
ポンプが斜めになると動作不良の原因となりますので、水平器を使用してしっかりと水平になるように設置します。
新しいポンプを設置していきます。
旧ポンプと比べてサイズが小さくなっていますが、新しくなり技術が上がったので小さいサイズでも同程度の性能を持っています。
井戸ポンプはよく見る形状のコンセントが電源になっていますが、家屋から少し離れているうえに既存の電源コードが地面の下を通って近くまで引いてありました。
なので、新しいポンプの電源コードを途中で切断して既設の電源コードと圧着器具を使用して接続します。
接続箇所はビニールのシートを巻いてからバーナーで少し炙ることで防水処理を行います。
配管や配線をすべて接続したら試運転を行います。
問題がなければ配管に凍結防止の保温材を巻き、ポンプにカバーを被せれば施工完了です!